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思い出

海と空のパイロット グッドラック

この頃は、動画で SMAP スマップ・キムタク 木村拓哉のGOOD LUCK !!
グッドラックをよく見る。

2003年1月~3月平均視聴率30.4%で一世を風靡し、一種の社会現象を巻き起こした
テレビドラマだった。
旅客機のコクピットやそれらに関連したことに興味が湧き食い入るように見ている。

キムタクのパイロット姿、彼に誘発されて本物のパイロットになった若者がいる、
テレビの特番に出ていたが、見るからにすがすがしい好青年だった。

こんなところにスタ-の影響力のすごさがある、結構なことだと嬉しく思っている。
パイロットといえば、空の世界だけでなく海の世界にも同じ呼び方のパイロットがある。

水先案内人、危険の潮流の港への出入りを誘導指揮する職業だと聞いている、
私より8歳下の従兄弟がこの仕事についている。

大手船舶会社で外国航路の船員生活を勤め上げ、現在はある港でこの水先案内人を
やっている、この職業もパイロットというそうな。

私の同級生が同じ世界で数多くの外国を回った関係で、詳しく説明してくれた。
従兄弟が若い頃、私の元を訪ねてくれた時、実習船日本丸の絵の入った額を
プレゼントしてくれて、我が家の応接間に飾って眺めたものである。

先般、ある用事で彼に電話した、
小さい頃よりおとなしく、沈着冷静な男だったが、一度として怒った顔を見たことが
ない、だが、内面は意志の強い、情のある従兄弟ではある。

私の身近に、あるご婦人がいる、そのご婦人が散歩の途中、我が家の玄関脇にそっと
プレゼントを置かれていた、その品を見て私はそれが誰なのか理解できた。

飛行機のレプレカだった。

自慢の息子が、彼女の子息が、ある航空会社で旅客機のパイロットをされている、
キムタクのテレビで言えばさしずめ堤真一の役柄か、いやもっと上の役職である。

ご婦人が、子息を語るとき、心の底から嬉しそうに話される、
手塩にかけた息子は、自分の意志で誰の力も借りずパイロットの道を歩んだ、そして
現在は、その航空会社で指導者の立場に立っている。

私の従兄弟、海のパイロットさんは、既に母親はいない、黄泉の世界から息子の活躍を
眺めている、私の母の一番下の妹、それが、彼が甘えて姿を追った母親なのである。

今夜も、
グッドラックを眺めて、空想の世界と、身近な人々を偲んでいる。

それにしても、木村拓哉 いい役者、素晴らしいスタ-に育ったものである、
若かりし頃の、新海  ANAの副操縦士、いささかやんちゃなパイロット、

それにしても、ジャニ-ズ事務所のアイドル達は演技が上手い、このキムタクの演技等、
若者達が引き込まれるはずである、ひとつひとつの表情に本物かと見まがう迫力がある。

あの石原裕次郎の悲しい表情に独特の陰りがあったが、キムタクの中にもそれを感じる。
ドラマの中の山下達郎の挿入歌が、また色を染めて臨場感を盛り上げる。

キムタク、彼の表情のひとつ ひとつ に 海の男の従兄弟を思い出している。

グッドラック !   ヨーソロー !  目的に突き進む男の世界は いい !?

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