無知無関心
無知無関心、情報遮断、今現在殆どの国民はその渦の中にいる、自ら求めた現象ならその結果責任は誰も恨むことはできない。
人の悲しみに寄り添うことが出来なくなった現代人は情までも無くしてしまった。
隣の人は何する人ぞ !
その結果、幼児虐待、子殺しに無関心である、特に都会生活はおぞましい程の薄情な大人を作り上げた。
隣人だけではなく、一番の問題は児相はじめ役所の怠慢は救いようがない、これこそ日本の役所体質、無機質な公務員の姿を表すものはない。
私達は役所相手の仕事をしている、今でこそ役人、職員と仲良く出来ているが、それはこちらの血の滲む努力が有って形作られた。
「身体大丈夫ですか? 電話で構いませんよ !」
若い職員達の優しい応対は上司との長期間の付き合いで育まれた、上役先輩の対応を見て彼らは職場の対人関係のイロハを会得する。
けっして自画自賛、自己満足ではないが、私と接して来た職員達は私の羽目を外したオッチャンぶりに相好を崩して合わせてくれた、その彼らは必ず幅の広い公務員として育っていったと私は確信している。
子供の話、年頃の娘の話、妻との諸問題、彼らも人の子であり、又悩み抱えた人の親なのである、私に漏らす家庭の話、私は真摯に耳を傾けて彼らの話を聞く、そして助言する。
4月は人事の季節、職場内移動で一階から上階に代わる、その逆もある、その新しい職場へ彼らを訪ねる、もし其処の上司、先輩が私の顔見知りであれば若い彼らのことをお願いする。
「前の課でお世話になりましてね、何々君頼みますよ !」
先輩上司の顔がほころぶ !こうして息子のような職員を励まして回る。
「困ったことが有ったら相談に乗るからね、遠慮せず言ってよ !」
中には涙を滲ませて言葉に詰まる職員もいる、彼等は彼等なりに職場の人間関係に頭を悩ませている。
「頑張れよ! 負けるな ! 良いこともあるからなァ ~ !」
無知無関心、情報遮断ほど我が身を狭くするものはない「人との会話は苦手だな ?」 その引っ込み思案が知識習得を阻害する。
これからのコロナ以降の社会は想定外の事態に見舞われると思われる、価値観の多様化、人間関係の気薄化 !日本丸の進路は荒波に揉まれるだろう、行き着く先に受け止めてくれる港は有るだろうか ?
人の支えほど我が身の力になるものはない、良き友を掴むことである。
コロナに負けるな、激動の世界に飲み込まれるな !?