巨星落つ
予定通りの一日が始まった、若者ならいざ知らずこの年寄りがこなせる仕事の量ではない、普通の人ならふうふうハアハア、息も絶え絶えというところか ?
まあ! 冗談はこのくらいにして隣町の町議さんと相合傘で役員回り、昼から夜に分担して回り終えたのが午後8時を回っていた。
最後の人は、彼が二十代の頃に親しくした人、それが本人曰く56歳になりましたという、私の愚息が長い間薫陶を受けた恩人でもある、不思議なめぐりあわせである。
ところが、多忙極まりなかった私に酷な辛い知らせが来るとは、帰宅して食事を済ませたばかりに故郷の後輩から一本の電話 !
「Sさん !」もう涙声である・・・「これは ?」 と ピンときたが、まさにぴたりと的中した。
今日の日の到来を私はひそかに恐れていたのである。
私が最も尊敬するレジェンドの死亡の知らせだった。
今宵は、ここでご勘弁願いたいと思います。
後日、改めてブログに思いを述べさせていただきます。
青春から続く人生の希望が又ひとり天に召された。
「辛いなァ !」
「連絡あり次第帰るからね」このコロナウイルスの馬鹿野郎のせいで、盛大なお見送りが出来なくなった、家族葬である。
ホスピタルでの最後の日々は切なかったことだろう、その胸中を思うと、私の胸はチジに乱れる、「辛いなア !」
剛毅な後輩が泣いていた、身近な友人知人が・・・ わずかに、
「辛いね !」 あの日々が脳裏をめぐっている、「切ない !」
巨星落つ
合掌