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雑談

嘘のつけない 男 その名前 忘れまい

悪貨良貨を駆逐する 嘘の蔓延
嘘のつけない真面目人間が力尽きた。

昔は殆どの人間の発する言葉に違和感はなかった、
それほど日本は、特に田舎は良き時代だったと思う。

ところが、現在に至っては身近な組織内に於いてさえ
安心できない、この現象は何故であろうかと考えて見た。

学歴社会、競争社会の到来、人の上に立つためには礼儀
云々言っておれない、人を掻き分けて、蹴落として競争に
勝たなければならない、嫌な風潮だなと田舎人間は思って
いた。

子供心に嫌な予感がしていたが、やはりと嘆くべきか
それ見よとあざ笑うべきか、この事については子供の予感
は見事に当たった。

ある親しい先生が東京時代を振り返って呆れた様に話して
くれた、
田舎人間には考えられない「嘘」をつく、倫理観がまったく
我々と違う ? そしてため息をついた。

その当時一人一人に違った話をする人がいて信頼感を失った
ものだったが ?

まだ稀な個性に過ぎないと思っていた、然し何のことはない、
現在に至ってはその人間を非難していた人間達が平気で競争
相手を貶める、嘘の噂をばらまいて。

私などは百戦錬磨 ( 自嘲気味) の恥知らず、だから軽いノリで
話せるが、真面目な若い人間にとっては住みにくい社会だった
だろうなと彼の切なさに想いを致している。

同業の嘘に怒り、非難して人を諭した人間たちがいつの間にか
嘘の上塗り、それ以上の嘘つきになった、テレビの国会中継の
政治の世界、それらを取り巻くマスメディアに巣食う面々、

ここにも居たか、ウソつき目と・・・

数えきれない悩みと、解決できない哀しみを抱えて、その人は
黄泉の国へ向かった、
心残りの可愛い子供と妻を残して三途の川を渡った。

私の交友関係では、渡り切る寸前に「まだ来るな !」 先に対岸に
立つ肉親に怒鳴られて引き返した者もいる、

彼を怒る人は居なかったのだろう、その辛さを愛しんで受け入れた
のだろう、私はその様に解釈して彼の冥福を祈っている。

明日、11日、
彼が大好きだった 母さんの 膝元で、母さんにこれでもかと涙を
流させて、別れの葬儀告別式は執り行われる。

野崎 正寛

私に、声にならない嗚咽を漏らして泣いた、やさしい男である。
自己の生い立ち、妻や子の話を穏やかに語ってくれた男だった。

愛媛県行政書士会 会長に据えてやりたかった男である。

合掌

嘘のつけない 男 その名前 忘れまい” に7件のコメントがあります

  1. 廣瀬です。
    あれ以来、Sさんの新ブログ毎日読ませていただいて居ります。
    毎日毎夜、黙考する事が多くなりました。
    Nさんの事を知り私も本日和歌山、南東の方角に向かい黙礼を送りました。
    会合で理路整然と臆する事なく穏やかに語るNさんの事、理解出来るように思います。
    侍、故に感情も抑え込み多くを抱え込んでしまったのでしょうか?
    心よりご冥福をお祈り致します。
    Sさんの無念察します。
    元気を出して下さい。
    押忍

  2. 廣瀬さん、
    やさしいコメント有難うございます、男の情にはからっきし弱い私です、
    黙礼いただき有難うございました、N君も「Sさんお友達の御心嬉しかったです」と喜んだと思います。

    他の同士からも何名か問い合わせがありましたので、お宅へお悔やみにまいります。
    悲しんでばかりもいられません、奥さん、お子さんのこれからが大変ですが奥さんご実家のご両親様が
    立派なお方ですのでその面では安心しています。

    廣瀬さん、落ち着きましたら久保館長もご一緒に、西林寺の近くのお店へご招待いたします。
    ゆっくりお会いしたいと思います。迷惑掛けてはいけませんのでコメントの一部削除させて頂きます。
    ご理解下さい。
    押忍

  3. 恐れ入ります。
    是非ともまたお会いしたいです。
    今後とも宜しくお願いいたします。
    押忍

  4. このブログを読ませて頂いて、Nさんの訃報を知り、愕然としました。
    Nさんには仕事で大変お世話になり、私どもの仕事の窮地を救っていただきました。
    感謝しきれないほどの思いがあり、今後何かの形で返していきたいと、常々思って
    おりました。
    もし、叶うのであれば、お墓で手を合わせたいと思うのですが、ご存知であれば
    教えていただけないでしょうか。
    よろしくお願いいたします。

  5. 匿名 さん、
    野崎先生の事を思い出していただきましてありがとうございます。
    奥様にご連絡してお墓をお聞きしようと思いましたが連絡が取れませんでした。

    多分、お父様のお墓にご一緒しているのではと思いまして、
    葬儀告別式を執り行いました菩提寺をご紹介させていただきますのでご照会下さい。

     全龍寺
          和歌山県新宮市千穂1丁目9-29(0735-22-3979)

    彼は素晴らしい日本男児でした、寡黙な中に責任感の強い男でした、
    彼の後姿は、いつも俯いていました、その理由を知る私は、だから彼の事が好きでした。

    彼と私の共通した面は、ともに母さんが好きでした、母の苦労を見て育ったからです!?

    童謡 ♪ かあさんの歌 彼を語るには一番適していると思います。
    倍賞千恵子= かあさんの歌 =

    1. sugilogさん、早速のご回答ありがとうございます。
      穏やかで優しい中に強い軸を持ってられるのが垣間見えるN先生に、計り知れない苦悩
      があったとは微塵も思い至りませんでした。
      全龍寺さんとも連絡がつきましたので、折を見てお礼等気持ちを伝えたいと思います。
      N先生のこと深く胸に刻まれております。出会えたこと感謝しております。
      先生に恥じない仕事を努めてまいります。
      sugilogさん、突然の問い合わせにも関わらず、ご対応いただきありがとうございました。
      これから暑さも厳しくなりますので、くれぐれもご自愛下さい。

  6. 匿名 さん、
    どうもありがとうございました。

    N先生も喜んでいると思います。

    今後とも愛媛県行政書士会の先生方へのご支援よろしくお願い申し上げます。

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