昨日から今日に掛けて二つの役所を駆け回る、 午後４時が近づいていた、 爽やかな電話がかかってきた、北風の中の太陽、 そんな表現がピッタシの好漢からの報告だった。   ッ-とカ- ！　気疲れでどうにか持っている身… もっと読む あした天気に　なぁ～れ　 土佐ビイキ

時代の波に消えた愛しき人 その名は 姐さん 私は時折一服つくと過去にすれ違った人々を思い出す、 鼻がキュンとなる哀愁 ！ 絵も言えぬ懐かしさ ？ 私がまだ若い頃の話である。 その町に知らぬ者のいない男顔負けの女傑がいた、… もっと読む 男達の挽歌　 時代の波に消えた愛しき人々

緊張の打ち合わせは終わった、 私、Sともあろうものが失敗をしでかした、 たわいもない事なのに緻密な調査を怠っていた。 そのつけが土壇場に来て慌てふためく事になる、 やはり、歳は争えぬ ？ K先生から食事会の連絡があって嬉… もっと読む 青空に漂う　 白い雲

歌の効用 私は、何かをしている時よく鼻歌を歌う癖がある、 下手の横好きの類だが、この頃ふっと気がついた。 特に車を運転している時の気の持ちようがなんとも 浮かれているのである、 人を恋うる歌よりも明るい応援歌の時に顕著で… もっと読む 歌の効用　 ・・・からの手習い

ひとときの安らぎ 役所の若い担当者は優しくて親切である、 その顔には、父親、祖父を眺めるような暖かさがある、 だから私はこんな職員には無理を言わない、協力する。 今回は１事業に申請書は５組必要な大きなものになった、 それ… もっと読む ひとときの安らぎ

「われっ！　いつまでも舐め取ったらしまいには殴るぞ！」 私の顔を立てて必死に我慢していたＡがついに切れ掛かった。 この場の諍いの当人のＢが「やかましい！」と答えた、 その直後、Ａの右フックがＢのテンプルに炸裂した。 一瞬… もっと読む 短気は損気　 命あってのもの

覆水盆に返らず 「愛想尽かしをして出て行ったおまえさんじゃないか縁がなかったんだよ」 元の女房が脚光を浴びたとたん、元の亭主が詫びを入れてきた。 嫌という程貧乏させられた、飲み、打つ、買うの三拍子、家出、自殺を考え ない… もっと読む 覆水盆に返らず

しあわせの行き着く先は、行き着く先に幸せはあるの、 このことは、特に女性が知りたい願望なのではないか？ 幾多の女性達を見て、一生を通じて、幸せに恵まれる 人は案外少ない、残念だがその想いを強くしている。 私が女性を見て一… もっと読む しあわせは何処に　 そのひとは II

しあわせは何処に 世の中には、これでもかと不幸に見舞われる人がいる、 反対に、生まれてこの方、苦労知らずで過ごす人もいる。 私達はあくまでもその人の表面的な面しか見えていない、 真実は、当人のみが知るところである。 ( … もっと読む しあわせは何処に　 そのひとは Ⅰ

マジシャンは、雪舞う夜に現れる。 凍れる夜は今夜も続く、 アイパットのダウンに依り私の行動範囲が限定される、 いかに私がアイちゃんに依存していたかこれで証明された。 冗談はこのぐらいにして、今夜、予定していなかった男が … もっと読む 俺とおまえはふたりづれ　 雪舞う夜