もうひとつのかぐや姫
(もう! 朝か ?) テレビをつけてうたた寝をしていた、時計を見ると8時を少し回っていた。それにしても家の周囲が暗い、(あれっ!) どうしたことか ? アイパットに目を移す、8月5日土曜日PM8:20 土曜日じゃないか?… もっと読む もうひとつのかぐや姫
(もう! 朝か ?) テレビをつけてうたた寝をしていた、時計を見ると8時を少し回っていた。それにしても家の周囲が暗い、(あれっ!) どうしたことか ? アイパットに目を移す、8月5日土曜日PM8:20 土曜日じゃないか?… もっと読む もうひとつのかぐや姫
3・3・かぶ島会 雨 激しい雨がこれでもかと叩きつけて人間を嘲笑うように下流に急ぐ、自然と人間の調和を嘲笑うように情け容赦もない。 雨上がりの陽だまりの中で物静かに模型を手に取る友がいる、若くして親を亡くし孤… もっと読む 3・3・かぶ島会 雨
男の涙 10人姉兄弟の8番目、言わばどん百姓のいらん子、それが私の生まれた家庭の現実だった。 上と下は親子ほど歳が離れていた、だから会話も限られたものだった、私の独立心の原点である。 困った時でも頼らない、決… もっと読む 男の涙
雨やどり 「人の世は持ちつ 持たれつ、」 「捨てる神があれば 拾う神がある。」 これは、私の精神形成に大きく寄与した祖母の教えである。 この歳にして、私は実感として噛み締めている、その通りだな! … もっと読む 雨やどり
あと少し 人は自分の足元に火が迫らないと逃げようとしない。 火はそんな人間の都合で火の勢いを調整しない。 そこから何を学び取るべきか、世界情勢に対する人間の油断、ウクライナ&ロシアあるいは中国と台湾問題。 ロシアの政権を… もっと読む あと少し
同級会 コロナの影響で母校の同級会及び同窓会が長らく延期になっている、 若い世代と違って我々年寄り組はコロナの撲滅を待っていては寿命が尽きる、それで私は関係者に「一年一年誰かがあの世へ旅立つぞコロナ成敗が先か寿命が先かど… もっと読む 同級会
ブラリ一人旅 「許可書降りました。」 その電話を聞いた時、ほっとするというよりも(やれやれ!)が正直な感想だった。 過去ならたわいもない都市計画法のある許可申請、ところがこの数年は、士業者泣かせの担当者のウサの捨てどころ… もっと読む ブラリ一人旅
思慮深くさせる 勝ち負けの勝負事においてこんな指摘を頂いた、勇ましく勝つ側と負ける側の思慮深さについて、個人情報の関係で詳しくは触れられないが、要は負ける側の虎視眈眈と次を見る姿の方が好ましい場合もある。 私は常に負け戦… もっと読む 思慮深くさせる
妹よ 昭和が何の不安もなく輝いていた時代、私は二十歳を迎えていた、農業高校を卒業すると就職の道を選ばないで母の懇願に口説かれる形で家業を手伝うことになったのである。 その当時、父の本家では九州鹿児島を本拠地として手広くト… もっと読む 妹よ
降る雨愛しい 涙雨 さわやかな雨が野山を濡らす、我が家にもお裾分けの雨が降る、強風を伴うかと思うと、人の心を打つように音も無く降る。 一夜明けた重信川に土色の濁流が世の中の憂いを下流に追いやる。 切なくて泣… もっと読む 降る雨愛しい 涙雨