我が人生の 隙間風
我が人生の隙間風 最後まで完璧な人間はいないと分かっているが、ここに来て、世間の中の自分、人生の黄昏を迎えると一瞬心をよぎる風がある ! 汗も枯れる程の炎天下、公園の木陰に涼を求める、お天道様が蝉の耳を聾する間隙を縫っ… もっと読む 我が人生の 隙間風
我が人生の隙間風 最後まで完璧な人間はいないと分かっているが、ここに来て、世間の中の自分、人生の黄昏を迎えると一瞬心をよぎる風がある ! 汗も枯れる程の炎天下、公園の木陰に涼を求める、お天道様が蝉の耳を聾する間隙を縫っ… もっと読む 我が人生の 隙間風
九州は大分に、かけがえのない友が居る、 Y・N 小学校一年から同じ竹組で机を並べた竹馬の友である、私の村では旧家の大百姓の三男坊、私とは高校は別の農業学校に分かれた。 何ともいえない味のある男、飄々として小さなことに拘ら… もっと読む 幼馴染 竹馬の友 Y・N
雨は小降りになったが、河川の下流に向かう濁流は依然として 衰え知らず尚水嵩を増して轟音を響かせる。 先年の豪雨で河川の樹々が根こそぎその濁流にのまれ辛うじて 中洲北側の2本が削がれた斜面ギリギリにしがみついていたが、今回… もっと読む 重信川 濁流を 轟かせて
滋賀からの便り 今頃の琵琶湖はどんな風情で人々を迎えているのだろう? 私たちがお邪魔する琵琶湖畔は夏が終わって晩秋の頃、4年振りの同級会は歳月の流れを痛感して友の亡骸を悼む、前回元気に参列した竹馬の友が数名黄泉の国へ旅立… もっと読む 滋賀からの便り
空はどんよりと曇り、これは雨になるなと予想した 土手沿いの道、 我が家の娘は優しい奥様の元へトリーミングに出掛ける 少し前、散歩を済ませることにした。 馴染みの散歩友達が向こうから来る、 「雨はどうですか ?」 私の問い… もっと読む ミニ同級会 京都
京都との通信は笑いと涙の重ね着、 お互いこの歳になると喜怒哀楽が交互に来る。 彼は、安定企業を定年退職して専門色を生かして 地域のために貢献して、終日多忙を極めている。 勉強の出来る優秀な子供時代、地元では秀でた 進学校… もっと読む 琵琶湖周遊 わらべ唄
フロントガラスのワイパーが間隔をおいて振れる、 少し離れた役所へ申請書の差し替え資料を届けに行く。 予想外に長期に渡った許可案件が金曜日に降りて、 役所の担当者の連絡に即応すべく東予のN市から高速を 飛ばして帰り受理、勿… もっと読む 梅雨よ しばしの晴れ間を
「今回は月曜日に我が家へ帰るけれどお盆は10日程帰る 予定です」 「Sさん、W (後輩) も呼んでいっぱいやりましょう !」 和歌山から帰郷中の小政の浜ちゃんはそう言って笑った。 30分なんなんとする長電話は、イソロウ中… もっと読む 大政小政の声がする 望郷港町
暖かい陽だまりの昼下がり、懇意な空手のW先生より電話が、 「A先生を知っていますか ?」 新しく就任された伝統流派の愛媛県の会長の名前である、 あいにく私は存じない ? ところが出身大学空手部と年齢を聞いて… もっと読む 陽だまりの中で 思い出遥かなり
梅雨の晴れ間と云おうか、青空が広がる高速道は軽快な車の列が軽やかな快音を響かせて疾走する、私もその列に遅れまいと更にアクセルを吹かせた。 午後一時目当ての目的地に到着した、亡き友の妻が穏やかな笑顔を見せて迎えて下さった。… もっと読む 男達の挽歌 穏やかな凪ぎに似て