男達の挽歌 盟友の金婚式 拳よ遥かに
松山全日空ホテル ティ-ラウンジは多数の旅行客で賑わっていた、 午後一時半 窓辺の陽光が射すひと際ゆったりとした席が私達の ために用意されていた。 私の目当ての客は50年以上に喃々とする空手の盟友であり、戦友の 友とその… もっと読む 男達の挽歌 盟友の金婚式 拳よ遥かに
松山全日空ホテル ティ-ラウンジは多数の旅行客で賑わっていた、 午後一時半 窓辺の陽光が射すひと際ゆったりとした席が私達の ために用意されていた。 私の目当ての客は50年以上に喃々とする空手の盟友であり、戦友の 友とその… もっと読む 男達の挽歌 盟友の金婚式 拳よ遥かに
その前年の夏、50年前に遡るので季節の移り変わりが心もとないのは お許し願いたい。 「Sさん、どこか東京の大学空手部が合宿に来ているらしいよ ?」 誰だったか忘れたが教えに来てくれた「そう! どこでやっているの?」 八幡… もっと読む 杉の子 新交友録1 東京に背を向けて again
歳を取ると見えなくなってくるものと、見えて来るものがある。 記憶の減退、喪失だけでなく、嫌な事は忘れるようになり、 良き思い出だけが記憶に残されようになる、 まさにお天道様の采配か、良き人生を歩むほどに顕著になる。 私の… もっと読む 新たな出会い 出逢いを求めて 求められて
いい奴ほど、早く逝って、悪い奴ほどよく眠る ? 後悔と共に在りし日の彼らを引き戻して見たい・・・ サブを語るには東洋軒の若旦那Sちゃんを語らなきゃならない、 私、サブことF、そしてSちゃんが一番年下だった。 人の痛み、… もっと読む サブよ! あの世に向った男達 Ⅱ
アメリカ合衆国トランプ大統領の来日は歓迎ム-ドの裏で 和気藹々の公式会談とは別に緊迫した北朝鮮問題が論じられ ているに違いない、その場に居合わせれば血も凍る密談と写る だろう。 埼玉県川越市の霞ケ関カンツリー倶楽部でのラ… もっと読む 警備陣の忖度 降りかかる火の粉は突き返せ
犬のお遍路さん 晩秋の夜の雨は寒さが身に堪える、 午後6時頃、買い物を済ませた私は家路を急いでいた。 樹木の生い茂った公園脇に差し掛かった私の視線に 何か佇むモノが見えた、何だろう ? 車のスピードを緩めて凝視した、三つ… もっと読む 犬のお遍路さん 晩秋の雨
私はその男に負い目を抱いて今日まで過ごして来た、 それは私にとって遠い道のりだった、 彼の辛い時に寄り添ってやることが出来なかった後悔である。 その時の立場の違い、環境の激変で好む好まざるに関わらず 手を差し伸べることが… もっと読む 杉の子 新交友録1 東京に背を向けて
♪ ねんねん ころりよ おころりよ ぼうやは 良い子だ ねんねしな ぼうやの おもりは どこへ行った あの山 越えて 里へ行った 里の 土産(みやげ)に 何もろた でんでん太鼓(たいこ)に 笙(しょう)の笛 ♪ 土曜日午… もっと読む 子守唄 「ねんねんころりよ おころりよ」
仕事関係で毎日多忙を極めております、 近日に迫った契約、他の同業者が途中で投げ出した困難な手続き、 新たな申請案件、数件重なると大変です嬉しい悲鳴を上げています。 地元関係者との調整も大事な仕事、私は偏屈な人程やりがいを… もっと読む 踏み外した獣道 口は災いの元
私の交友録の中に忘れられないひとりの男がいる、 正確にはお互い結婚して同じ年の子供が生まれた。 彼は、日々見かける2軒両隣の住人だった、 出逢いが険悪で、彼の家の真横に私の客が駐車した。 ところが、この男は見せしめにフロ… もっと読む サブよ! あの世に向った男達