あなたからの便り 3・3 かぶ島会
人間の悲しみはどんな言葉よりも月日に勝る良薬はない、 その人からの手紙を読みながら私の胸は安堵と喜びに 震えた。 「良かった !」 全て心から喜べないものの心の平静さを 取り戻しつつあるその人に「頑張ったんだね !」 と… もっと読む あなたからの便り 3・3 かぶ島会
人間の悲しみはどんな言葉よりも月日に勝る良薬はない、 その人からの手紙を読みながら私の胸は安堵と喜びに 震えた。 「良かった !」 全て心から喜べないものの心の平静さを 取り戻しつつあるその人に「頑張ったんだね !」 と… もっと読む あなたからの便り 3・3 かぶ島会
後輩との再会、大阪行きが迫って来た ! 「お父さん、Sさんからよ・・・」 後輩Aの妻が嬉しそうに旦那を呼んでいる。 「天王寺へ連れて行ってあげるよ!」 電話を代わった後輩がそう言ってくれた。 勿論夫婦の言葉はバリバリの大… もっと読む 大阪で乾杯 ! 故郷に感謝
葬儀告別式が終わって家族とともに同級生一同も火葬場に向った、家族の最後の別れを身近に見るほど胸に来るものはない。 小学の何年生だったか父親を車の事故で亡くした竹馬の友0、学業優秀、柔道を極めた質実剛健、内剛外柔の男だった… もっと読む 握手 恩讐の彼方
「はじめ良ければ終わりよし」 「長男のしっかりした家庭は栄える」 「朝の始まりが気持ちよければその日は好日」 この3番目は私の作り話、左様に朝の始まりは大事。 朝出かける時しかめっ面の奥さんなら男は一生の不作、些細な事で… もっと読む 拝啓 女房殿 旦那をよろしく
絆 その愛しきもの 「ありがとう、届きました!」 夕食前の一息ついた時、後輩から電話が入った。 先日、ある物をその後輩に送ろうとして住所地番を 聞くため電話して用件を伝えていたのである。 幼くして父親を亡くし母の手で兄… もっと読む 絆 その愛しきもの
庭の手入れを済ませて郵便ポストを覗いてみた、 数枚の郵便物の中に懐かしい人の名前が印刷されていた ! 「この店は、僕の青春でした !」 私が店を閉店する時泣いてくれた好青年だった、 T・Y君、忘れられない男の名前である。… もっと読む ご苦労様でした 定年退職
W先生の電話は突然だった、伝統空手の指導者、東京の大学では空手道部主将、W先生の数年前の主将は同郷の先輩、その子息は世界大会の優勝者にして現本部指導員。 W先生の大学の師は分裂前の最大伝統流派の本部師範、逸話の多い実力空… もっと読む W先生 久しぶりの お茶会
竹馬の友との同級会は9月 関西で催される、 一年一年友が旅立つ惜別は言葉では言い表せない。 竹組で机を並べ遠縁でもあったK君が亡くなって 田舎の友は落ち込んでいる、今回の同級会は欠席 との噂を聞いて、幹事のCちゃんに電話… もっと読む 男の約束 哀愁の なみだ坂
今宵は風の音も雨の音もない静かな夜になった、こんな夜は、ふっと!人恋しい思いにさせられる。 平凡で幸せな人が少ない私の周辺、それは寄る年波のせいである、 年寄りを馬鹿にした若い頃、そのお年より言った相手が笑われた! 「お… もっと読む 忘れ風鈴 チリン! と鳴った
遺影は穏やかな表情を見せて私達に問いかけていた。「ありがとう、来てくれて有難う」役目を終えた安堵感で彼は微笑んでいるようでもあった。 男 女 男と三人の子供を育て上げ、晩年は仕事に苦労していた三男の事が気がかりだったが、… もっと読む 合掌 なみだ坂